坂出市の子ども医療費助成制度は、坂出市に住民票があり、満18歳に達する日以後最初の3月31日までで健康保険に加入している方が対象です。保険診療の自己負担分(高額療養費などは除く)が助成されます。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
接骨院は市内と市外で扱いが分かれます
| 受診先 | 窓口での支払い |
|---|---|
| 香川県内の病院や調剤薬局、市内の接骨院 | 無料(受給資格者証とマイナ保険証等を提示) |
| 県外の病院や調剤薬局、市外の接骨院 | 自己負担分を支払い、払い戻し |
病院や薬局は県内かどうかで分かれるのに対し、接骨院だけは「市内か市外か」で分かれます。同じ香川県内でも、坂出市外の接骨院では窓口で支払うことになります。
申請書の提出期限は5年間
市は「申請書の提出期限は、診療月から5年間です」としています。1年としている自治体が多いなか、かなり長めです。
払い戻しは、病院、調剤薬局ごとに1か月単位で、医療費支給申請書に証明を受けるか、領収書を市けんこう課に提出します。市は「領収書での申請では、原本を回収します」としているので、領収書は返ってきません。医療費控除に使う予定があるなら、証明を受ける方法を選んでください。
領収書で申請する場合は「受診者氏名」「受診日」「医療機関名」「保険点数の内訳」「領収金額」が確認でき、領収印があるものに限られます。市は「これらの条件を満たさない領収書は受付できませんので医療費支給申請書に証明を受けてください」としています。
小学校3年生までは子ども医療費が優先されます
ひとり親家庭等医療費助成や心身障がい者医療費助成の対象の方は、原則としてこの制度の対象外です。ただし市は「ひとり親家庭等医療費助成、心身障がい者医療費助成の受給条件を満たす場合でも、小学校3年生までは子ども医療費助成が優先となります」としています。低学年のうちは子ども医療費のほうを使うことになります。
申請も変更も電子申請でできます
受給資格者証の発行、健康保険が変更になったときの届出、受給資格者証を紛失したときの再交付は、いずれも窓口(けんこう課保険医療係)と電子申請の両方に対応しています。電子申請の場合、受給資格者証は後日、住民票の住所に送付されます。
窓口で申請する場合に必要なのは受給資格認定申請書、対象のお子さんの名前が記載された健康保険の書類、金融機関の預金口座番号です。健康保険の書類は認定年月日、被保険者氏名、保険者名、保険者番号、記号・番号、氏名が確認できるものに限られます。
治療用装具は2か所で申請します
医師が治療に必要と認めた治療用装具を作成した場合は助成の対象です。市は「一度全額を負担した後、加入している健康保険とけんこう課の2か所で申請することで、それぞれから助成を受けることができます」としています。まず加入の健康保険に保険者負担分(乳幼児:8割分、就学児:7割分)を申請し、交付される支給決定通知書を持ってけんこう課で申請します。
助成の対象にならないもの
- 検診費、選定療養費、文書料、薬の容器代などの保険外診療分
- 入院時などの食事療養費、差額ベッド代など諸費用
- 保育所、幼稚園、こども園、学校等のけがで日本スポーツ振興センターの給付を受ける場合
- 組合保険、共済保険などから給付される家族療養附加給付金
- 交通事故など第三者の行為による治療
市は「保育所・幼稚園・こども園・学校等でのけがで医療機関を受診する場合は、医療費の受給資格者証は利用できません」としています。学校(園)で加入している日本スポーツ振興センター災害共済給付制度を利用してください。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いてください。接骨院が市内かどうかで分かれる扱いや5年の期限は坂出市の制度によるもので、転居先では扱いが変わります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。