杉戸町のこども医療費は、健康保険の適用される医療費について、保護者が最終的に負担する額を助成する制度です。支給を受けるにはあらかじめ受給資格の登録が必要です。ここでは町の公式情報をもとに整理します。
登録は事由発生日から15日以内です
町は「出生や転入など、事由発生日の翌日から起算して15日以内に登録申請をすると、事由発生日から支給します。この期間を過ぎて申請した場合は、申請日からの支給となりますのでご注意ください」としています。15日を過ぎると、それまでの分はさかのぼれません。
登録には、こども医療費受給資格登録申請書に、健康保険加入情報の確認ができるもの(資格確認書や資格情報のお知らせの写し、マイナポータルの資格情報画面の写し等)と預金口座の分かるもの(受給資格者となる保護者名義の預金通帳など)を添えて、子育て支援課に申請します。保険情報は児童名・保険者番号・保険者名・記号・番号(枝番含む)・被保険者名・資格取得日(認定日)が記載されているものが必要です。
ひと月21,000円を超えると健保組合ごとに書類が変わります
一つの医療機関でひと月に21,000円以上の医療費となった場合は、窓口で支払ったうえで子育て支援課に申請します。このとき加入している健康保険組合によって、必要な書類が変わります。
| 健康保険組合等 | 必要書類 |
|---|---|
| セキスイ健康保険組合 関東ITソフトウェア健康保険組合 東光高岳健康保険組合 日本私立学校共済事業団 | 組合等から送付される「支給決定通知書」等、組合等からの給付の有無と給付額がわかる通知書 |
| 全国健康保険協会 ソニー健康保険組合 | 各支部へ高額療養費の支給申請を行い、各支部から通知された「支給(不支給)決定通知書」 |
町は全国健康保険協会・ソニー健康保険組合について「加入者が各支部へ申請をしないと決定通知書が出ません。必ず手続きを行ってください」としています。自分から保険者に申請しないと、町への申請に進めません。いずれも全ての書類が揃ってから子育て支援課へ申請します。
柔道整復師等は窓口無料になりません
埼玉県内の現物給付対象医療機関(柔道整復師等除く)では、保険証と受給資格証を提示すれば窓口での支払いはありません。ただし現物給付を実施していない医療機関がありますので、医療機関に確認してください。
埼玉県外の医療機関および柔道整復師等を受診した場合は、いったん支払います。町は「通常診療時間外の診療や受給資格証を窓口提示できない場合などでは支払いを求められることがあります」ともしています。
払い戻しは次のどちらかです。
- 診療月の翌月以降に「こども医療費支給申請書」に領収書の原本を添えて子育て支援課へ提出する
- 「こども医療費支給申請書」に医療機関の証明を受けて子育て支援課へ提出する
治療用装具は先に健保組合へ請求します
町は「こども医療費を申請する前に、先に加入している健康保険組合で治療用装具の医療費の7割または8割の医療費を請求してください」としています。申請には領収書、健康保険組合などからの通知書(支給金額が分かるもの)、医師の診断書(指示書)の写しを添付します。
町は「健康保険組合への申請時効は2年です。申請できなかった場合は保険診療の確認ができないため、こども医療費の対象外となります」としています。保険者への請求を忘れると、町の助成も受けられなくなります。
支給の対象にならない費用
- 入院時の食事代や、健康保険法で定められた医療費以外の費用(出産費用・紙おむつ代・一ヶ月健診・予防注射・薬瓶・文書作成料・入院時差額ベッド代・往診時の車代など)
- 他の公費助成制度などの対象になる場合
- 保育所、幼稚園または学校でのけがで日本スポーツ振興センター災害共済給付制度の対象になる場合
- 交通事故など第三者行為によるもの
- 高額療養費や附加給付金の対象となる費用
- 領収日の翌日から5年を経過した領収書
受給できないのは、重度心身障害者医療を受給している人、生活保護世帯で医療券を持っている人、ひとり親家庭等医療費を受給している人です。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
町外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。