吹田市の子ども医療費助成は、令和2年4月1日から18歳年度末までに拡充されました。所得制限はありません。ただし申請の期限が3か月と決まっていて、過ぎると遡れる範囲が変わります。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
申請は出生日・転入日から3か月以内です
子ども医療証の交付申請は出生日(転入日等)から3か月以内に、必要書類をすべて提出する必要があります(郵送の場合は期限内に必着)。3か月を過ぎてから提出した場合は、提出を確認できた月の1日からの資格になります。
出生日まで遡ってもらえるかどうかが、この3か月で決まります。書類が揃っていなくても、先に申請書だけ提出して、健康保険の加入内容がわかるものは後日(3か月以内に)出すことができます。まず申請書を出しておくのが安全です。
申請は窓口(子育て給付課 低層棟2階218番窓口)か郵送で、出張所・ファクスでは受付できません。受付後1週間程度で子ども医療証が郵送されます。
窓口では一部自己負担額を払います
大阪府内で受診する場合は、マイナ保険証等と一緒に子ども医療証を提示し、助成適用後の一部自己負担額を窓口で支払います。市が助成するのは次のものです。
- 保険診療の自己負担額(2割又は3割額)と訪問看護の療養費から一部自己負担額(500円)を差し引いた額
- 精神病床入院料(令和3年4月から)
- 院外処方の薬代
- 健康保険の適用が認められた後の補装具・弱視治療用眼鏡の自己負担分
- 未熟児養育医療・育成医療などにかかる自己負担額から一部自己負担額を差し引いた額
市は支給申請の対象として「1人につき1か月あたり2,500円を超えた場合」を挙げています。月の負担が2,500円を超えたら、あとから返してもらえる分があるということです。
入院すると食事代が1食510円かかります
入院時食事療養費標準負担額(1食510円)は全て自己負担です。1日3食で1,530円、10日入院すれば15,000円を超えます。医療費が助成されても、ここは残ります。
ただし逃げ道があります。住民税非課税世帯は「限度額適用・標準負担額減額認定証」の交付を受けると1食240円に軽減されます。加入している保険機関で認定を受けてください。
そのほか助成の対象にならないものは次のとおりです。
- 薬のビン代、入院時の差額ベッド代、健康診断料、予防接種料、各種文書料等
- 選定療養費(後発医薬品のある先発医薬品〈長期収載品〉、特定の病院における初・再診時に生じる特別の料金など)
- 往診時の車代
- その他保険適用外のもの
府外で受診したときは申請して取り戻します
大阪府外で受診した場合、子ども医療証を受け取るまでに受診した場合、未熟児養育医療・育成医療の自己負担があった場合は、精算を済ませてから子育て給付課に請求します。
| ケース | 必要なもの |
|---|---|
| 府外受診・月2,500円超・医療証を提示しなかった | 領収書の原本(支払日から5年以内)、子ども医療証、健康保険の加入内容がわかるもの、申請者名義の振込先 |
| 補装具 | 上記に加えて、医師の意見書(5年以内のもの)、装着証明書、保険組合からの返金通知書 |
| 弱視治療用眼鏡 | 上記に加えて、医師の治療用眼鏡作成指示書(5年以内のもの)、保険組合からの返金通知書 |
| 10割自己負担した | 上記に加えて、保険組合からの返金通知書 |
1か月に1医療機関で保険適用自己負担額が21,000円を超えた場合は「高額療養費支給(不支給)通知」が必要です(吹田市の国民健康保険に加入している場合は不要)。健康保険組合への申請が別に要る場合があるので、先に組合へ問い合わせてください。
補装具や弱視治療用眼鏡、10割払った場合は、先に加入している健康保険組合で保険負担分を給付してもらう手続きが必要です。そのとき領収書や医師の意見書のコピーを取っておかないと、あとで市に出すものがなくなります。
郵送での申請は領収書等の原本の返却が不要な場合のみです。原本を返してほしい人は窓口へ行くことになります。
対象にならない人と、資格がなくなったとき
次に当てはまる人は子ども医療費助成の対象になりません。
- 生活保護世帯の方(生活保護停止中を除く)
- ひとり親家庭医療証をお持ちの方
- 重度障がい者(児)医療証をお持ちの方
吹田市から転出すると資格喪失になります。資格喪失後に医療証を使用した場合、その医療費(自己負担相当額)を吹田市に返還することになります。医療機関には「受給者番号」が登録されていることがあるので、かかりつけの病院では資格がなくなったことを申し出てください。
医療証を紛失・破損した場合は、書類提出(郵送可)のほか電子申請(吹田市 電子申込システム、手続き名「子ども医療証再交付」)でも再交付を受けられます。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。吹田市の保育所の状況は吹田市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。転入から3か月という期限は転入先でも似た形であることが多く、引っ越し直後にやることの一つとして覚えておくと取りこぼしません。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。