宝塚市の子どもの医療費助成は、中学3年生までと高校生等で仕組みが大きく違います。中学生までは受給者証で窓口の負担がなくなりますが、高校生等は入院だけが対象で、受給者証も交付されません。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
高校生等は入院のみ。あとから申請します
市は高校生等の入院医療費助成について「高校生等に該当される方が、健康保険を適用した入院医療費をお支払いされた場合に、申請により市が自己負担額の全部を助成し、費用負担を軽減する制度です。(通院は対象外です。)」と説明しています。
受給者証は交付しないため、入院前に医療助成課へ手続きする必要はありません。入院して支払った後に申請します。ただし加入している健康保険から「限度額適用認定証」の交付を受けられる場合は、事前に健康保険で手続きしておくと窓口での支払いが抑えられます。
対象は高校生等(年齢が18歳に達する日以後の最初の3月末まで)で、高等学校等への在学の有無は問いません。所得要件もありません。
中学3年生までは外来も入院も負担なしです
| 負担区分 | 外来 | 入院 |
|---|---|---|
| 乳幼児等医療(0歳児から小学3年生まで) | 負担なし | 負担なし |
| こども医療(小学4年生から中学3年生まで) | 負担なし | 負担なし |
対象は出生から中学3年生(15歳に達する日以後の最初の3月31日まで)で、宝塚市に住民登録があり、健康保険に加入していて、生活保護を受給していないことが条件です。令和6年1月1日からの制度拡充により、所得にかかわらず受給できます。
所得要件はありませんが、市は「兵庫県からの補助金の交付対象となるかどうかを判定するため、保護者等の所得を確認する必要があります」としています。宝塚市外からの転入や、宝塚市以外で所得を申告している場合は、「所得・課税証明書」の原本もしくは「地方税関係情報取得に関する同意書」の提出が必要です。
証明書の年度に注意してください。毎年7月1日に年度が変わるため、1月から6月までの受給資格の認定には前年度(前々年中の所得)、7月から12月までの認定には当該年度(前年中の所得)の所得・課税証明書が必要です。証明書は1月1日現在に住所のあった自治体で交付されます。
令和8年7月から国の公費と併用できます
市は「令和8年(2026年)7月1日以降の受診分から福祉医療制度と国公費負担医療制度が併用できます」と案内しています。小児慢性特定疾患、自立支援医療等の受給者は、窓口で当該制度の受給資格が確認できるものも併せて提示してください。
入院などで医療費の支払いが高額になる場合は、「限度額適用認定証」または「限度額適用・標準負担額減額認定証」も一緒に提示します。
県外受診と交通事故では受給者証を使えません
| 場面 | 扱い |
|---|---|
| 兵庫県内の医療機関・薬局等 | 受給者証が使える |
| 兵庫県外で受診 | 受給者証は使用できない。後日、領収書の原本で支給申請 |
| 交通事故や労働災害等から生じた病気やけが等 | 窓口で受給者証は使用できない |
交通事故や労働災害の場合に万が一受給者証を使ってしまったときは、すぐに医療助成課へ連絡してください。
助成の対象にならないのは、保険適用外の支払い(健康診断料、予防接種料、入院の場合の部屋代および食事代、薬の容器代、診断書料等)と、日本スポーツ振興センターが行う災害共済給付(学校でのけが等)の対象になる場合です。
更新は年に一度、切り替えは自動です
受給者証は毎年7月に更新され、新しい受給者証が6月末までに届きます。新たな申請は不要です。
年齢による切り替えもあります。
- 1歳を迎える受給者…誕生月末までに新しい受給者証が届きます
- 小学4年生になる受給者…「こども医療費受給者証」に変わり、4月以降の新しい受給者証が3月中に届きます
なお0歳児は郵送での手続きが可能です。申請書に必要事項を記入し、お子様の健康保険が確認できるもののコピーを添えて市役所医療助成課へ送ります。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。宝塚市の保育所の状況は宝塚市の保育園入園シミュレーターと空き状況で確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。高校生年代を通院まで対象にしている自治体もあるので、中学卒業後の負担は転居先で変わる可能性があります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。