富谷市の子ども医療費助成は、18歳年度末までが対象で、いまは一部負担金がありません。そこに至るまでに、3段階の拡大がありました。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
入院中の食事代が半額から全額助成になりました
| 区分 | 令和5年9月30日診療分まで | 令和5年10月1日診療分から |
|---|---|---|
| 通院 | 0歳〜3歳未満は負担なし/3歳以上〜18歳の年度末までは初診料算定時500円 | 0歳〜18歳の年度末まで一部負担金なし |
| 入院 | 未就学児は負担なし/小学1年生〜18歳の年度末までは1日500円(同一入院につき5,000円を限度) | |
| 食事療養費 | 標準負担額の半額を助成 | 標準負担額の全額を助成 |
入院時の食事代は「助成する」か「しない」で分かれる市がほとんどです。富谷市は半額を助成するという段階を経て、令和5年10月から全額になりました。
市は「平成27年10月1日から助成対象年齢を『18歳年度末まで』に拡大し、令和2年10月1日診療分から所得制限を撤廃していますが、子育て世帯の更なる経済的負担軽減を図るため、令和5年10月1日診療分から、一部負担金(自己負担額)を撤廃し、入院中の食事にかかる負担金についても全額を助成します」としています。年齢の拡大、所得制限の撤廃、負担金の撤廃と、3回に分けて広げてきた形です。
以前の負担の数え方も独特でした
令和5年9月までの通院は「初診料算定時500円負担」でした。1回ごとでも1日ごとでもなく、初診料が算定されるときだけかかる形です。入院は1日500円で、同一入院につき5,000円を限度とされていました。月単位ではなく入院1回ごとの上限です。
学校でのケガは対象外です
助成の対象にならないのは、健康診断、予防接種、入院時の差額室料、液剤の容器代など保険適用外のもの、加入している健康保険から支給される附加給付・高額療養費等に該当する医療費、交通事故など第三者行為による疾病、学校管理下(幼稚園、保育所を含む)での事故や怪我等で受診した医療費です。日本スポーツ振興センター災害共済保険の給付が優先されます。
市は「※医療費が高額になる場合 … 事前に、加入している健康保険の保険者に『限度額適用認定証』の交付申請をして医療機関等に提出してください」としています。入院が決まったら先に用意してください。
登録申請には、子ども医療費受給資格登録申請書と、対象児の「資格情報のお知らせ」または「資格確認書」の写しが必要です。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。富谷市の保育所の状況は富谷市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。入院時の食事代の扱いは自治体で分かれます。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。