和光市の子ども医療費助成制度は、令和6年10月1日診療分から高校生年代まで広がりました。償還払いの手続きが、他の自治体より細かく決まっています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
領収書は申請書にのりで貼ります
市は「領収書は、申請書の文字の向きと合わせて、申請書下段にのりで貼り付けてください。のり以外のテープやホチキスで貼ることはご遠慮ください」とし、「複数枚の領収書を貼り付ける場合は、領収書の内容がすべて見えるように余白部分を貼り付けてください。裏面への添付はご遠慮ください」としています。
申請書はお子様別・診療月別・医療機関別に分けます。市は「同じ医療機関でも『入院』と『通院』があるときや、総合病院などで医科と歯科を受診したときは診療科目別に申請書を分けてください」としています。電話番号は日中繋がりやすい番号を書きます。
領収書にはお子様の名前、診療年月日、保険診療総点数又は総額、領収金額(自己負担額)、発行日、医療機関名の記載及び領収印が必要です。市は「領収証の原本を健康保険組合に提出しなければならない場合や保険外診療分を確定申告で使う場合は、事前に領収証の原本とコピーをネウボラ課にご提出いただければ、確認後に原本を返却いたします」としています。
月21,000円以上だと月初から窓口払いです
市は現物給付の給付対象を「外来及び入院(ただし、1医療機関におけるひと月の支払いが21,000円以上になった場合は、月の初めの分から窓口払いが必要となります。)」としています。月の途中で超えると、その月の初めにさかのぼって窓口で払うことになります。
そのほか、受給資格証を忘れたとき、埼玉県外等で現物給付を行わない医療機関を受診したとき、接骨院、整骨院等を受診したときも受給資格証が使えません。市は「一部、受給資格証が利用できる接骨院や整骨院等があります。受給資格証を利用できるかどうかは、各施術所にご確認ください」としています。現物給付は令和4年10月1日から近隣4市から埼玉県全域に拡大されました。
時効は5年ですが健保は2年です
市は申請期限を「医療費を支払った日の翌日から起算して5年」としたうえで、「※健康保険組合から支給される療養費等は2年が申請期限です。時効により支給されない療養費等は、子ども医療費助成対象外となりますのでご注意ください」としています。
償還払いは診療月の翌月以降に提出します(当月分は原則受け付けできません)。提出先はネウボラ課手当医療担当(郵送可)又は和光市内各出張所(駅・牛房・坂下・白子吹上)で、支給日は申請月の翌月15日(15日が土曜、日曜、祝日の場合は翌市役所開庁日)です。郵送や出張所に提出した場合、不備がある場合は翌々月以降になることがあります。
市は「全国健康保険協会、防衛省共済組合、和光市国民健康保険は附加給付金制度はありません」と名指しで書いています。附加給付金制度のある健保に入っている場合は、先に給付を受けてから市に申請します。
令和6年4月に毎年度の審査がなくなりました
市は「子ども医療費助成制度の受給要件(申告要件、完納要件)が撤廃されるため、毎年度の審査が不要となり、原則中学校修了前までが対象期間となります」としています。あわせて乳幼児医療費助成制度と子ども医療費助成制度が統一されました。
受給資格証は黄色のはがきサイズの証書です。高校生年代は就学の有無にかかわらず18歳になった年度の3月31日までが助成対象になります。
申請は15日以内、書類は後からでも出せます
市は「受給資格発生日(転入日など)の翌日から数えて15日以内(必着)」とし、「提出期限を過ぎて申請した場合は、原則として受付日が受給資格発生日となります。遡っての受給はできませんのでご注意ください」としています。提出期限が土曜、日曜、祝日にあたる場合は、翌市役所開庁日が申請期限です。
市は「期限内に提出が難しい場合は、申請書を提出期限内に提出いただければ、お子様の健康保険の資格情報がわかるもののコピーは後からのご提出でも受付可能です(申請書は必ず期限内にご提出ください)」としています。登録申請は出張所への提出はできません(ネウボラ課手当医療担当へ、郵送可)。
受給資格者は、父母ともに子どもと住民票上同居している場合は健康保険上扶養している保護者、扶養している保護者が子どもと住民票上別居している場合は子どもと同居し監護している保護者です。市は「防衛省の方 … 保護者の方の自衛官診療証は不可となりますのでご注意ください」ともしています。
助成の対象にならない費用があります
文書料(診断書など)、自費で行った健診・予防接種、医療材料代(薬の容器代など)、病院等で支払う特定療養費、入院時食事等療養標準負担額、差額ベッド代、第三者行為による傷病(交通事故など)は助成されません。学校、保育園、幼稚園内での傷病等で日本スポーツ振興センター「災害共済給付制度」、学校保健安全法の対象となる場合は、市が「医療機関を受診する際、子ども医療費受給資格証は提示せず受診してください」としています。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。和光市の保育所の状況は和光市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。申請の期限は15日の市もあれば30日の市もありますので、引っ越したら真っ先に確かめてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。