御代田町のこどもの医療費は「福祉医療給付金制度」で助成されます。窓口が0円になるわけではなく、受給者負担金を払う長野県の仕組みです。ここでは町の公式情報をもとに整理します。
こどもは水色の受給者証で1レセプト500円
受給者証は0〜18歳年度末(高校3年相当)の方は「水色」、その他の方は「緑色」です。色によって窓口の扱いが変わります。
| 受給者証 | 窓口での扱い |
|---|---|
| 水色(0〜18歳年度末) | 受給者証に記載された自己負担金(1レセプト500円まで)を支払えば医療を受けられる |
| 緑色(その他) | 3割の自己負担分を支払った後、一部を指定された口座へ振り込む |
対象になるこどもは0歳から18歳年度末(高等学校卒業に該当する3月末まで)で、所得制限は本人にも配偶者・扶養義務者等にもありません。長野県内の医療機関を受診するときは、保険証と一緒に受給者証を毎回必ず提示します。
入院の場合は、必ず保険証発行元から発行される「限度額適用認定証」も用意します。受給者証だけでは足りません。
薬局は処方元の病院ごとに500円です
受給者負担金は1レセプトあたり500円までです。レセプトは月ごと、病院・薬局ごと、また種別(医科・歯科・調剤・訪問看護)ごとに作成されます。
薬局の数え方が独特です。町は「なお、薬局では、処方箋発行元の医療機関ごとに500円までをご負担いただきます」としています。同じ薬局を使っていても、処方箋を出した病院が違えばそれぞれに500円かかります。内科と皮膚科の処方をまとめて1つの薬局に持ち込んでも、500円が2回分です。
町はこの負担金について「事務手数料ではなく、福祉医療制度を将来にわたり維持するために、ともに制度を支えあう一員として、受給者の皆様にもご負担をいただいているものです」と説明しています。
助成されないもの
- 薬の容器代、健診料、予防接種料、診断書料、入院時の個室料や差額ベッド代、食事代など
- 学校や保育所でのケガなど日本スポーツ振興センターの災害共済給付(スポーツ保険)の対象となるもの
- 交通事故など第三者行為による医療費
- 確定申告済みの医療費
確定申告で医療費控除を受けた分は、あとから福祉医療の申請をしても対象になりません。この注意を明記している自治体は多くありません。
申請は2年以内
次の場合は、領収書等を持って福祉係窓口で申請します。
- 医療機関等で受給者証の提示を忘れてしまった場合
- 長野県外の医療機関等を受診した場合
- 保険適用になる治療用装具をつくった場合
- スポーツ保険の申請をしたが対象とならなかった場合
町は「※診療月から2年を経過すると申請ができなくなりますのでご留意ください」としています。スポーツ保険の結果を待っているうちに2年が過ぎないよう、領収書は保管しておきます。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。御代田町の保育所の状況は御代田町の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
町外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。同じ長野県内でも受給者負担金の額は自治体で違います(飯田市は1レセプト最大300円です)。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。